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―書籍のタイトルである「LIKEA」の意味は?

「LIKEA」は造語で、「Like a」(何々のような)からとっています。何か作るときは、自分の好きなものをテーマにして、好きな人と一緒に作るという風にやっているんですけど。ただ好きっていう距離感じゃなくて、もっと曖昧な「Like a」っていう表現がしっくり来たので、この言葉にしました。

―「LIKEA」創作にあたって、インスピレーションはどこから得ましたか?

友達が小さいギャラリーで開いていたポップアップに行ったことが、大きなインスピレーション源でした。そこで色々な人や本との出会いがあって、私のファッションやものづくりの幅が大きく広がりました。それに感銘を受けて、自分もそういう場を作る側になりたいと思い、ゼロからものづくりをする場を7月にクローズドで開催しました。そういう風にゼロから何か作るっていうことが楽しくて、LIKEAの刊行に至りました。

―今回コラボした10組のクリエイターに共通している部分はありますか?

自分と関わっていく中で、好きなものが一緒だったり、何かの形で共鳴したということですね。ジャンルは皆さん違うんですけど、全員自分を貫いていらっしゃいますね。そういう軸がありながらも、オファーしたものに対して、予想以上のものを一緒に作り出してくださる柔軟性もある方々です。

―「LIKEA」で一番表現したいポイントは何ですか?

私は何かを作る過程がすごく好きなので、LIKEAではそこを一番表現したいと思っています。完璧なものを世に出すっていうのは当たり前に大事ですが、それが生まれるまでの過程を表現するのは忙しくて後回しになってしまうという経験があったので、そこを本や展示会でうまく伝えたいです。

―創作する中で印象的なエピソードはありますか?

表紙にもなっているファッションシューティングのシーンが印象的でした。オフィスの会議室を貸し切って、着替え、メイク、撮影ができるようにしました。そこに2日間籠って、スタイリストさんと即興で服を選んでルックを撮り続けたのが一番印象に残っています。

―「LIKEA」を一言で例えるとしたら何でしょう?

自分がやってきた展覧会が本になったみたいな感じなので、ギャラリーですかね?(笑)

―最後に、「LIKEA」の見どころを教えてください。

本の最後の方に、”古い記憶で一番好きだったものはなんですか?”という質問と、一緒に作ったクリエイターさんたちの答えが書いてあります。
ぜひ本を手に取った方にも「自分の意志で一番初めに好きになったものって何だったっけ?」と思い出すきっかけにしていただいたり、「そういう思い出も今の自分を形成する大切な一つだよ」と感じていただけたらいいなと思います。

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展覧会場は、10組のクリエイターとのコラボによるインスタレーションや美術演出などで、書籍『LIKEA』の世界観が立体的に表現されている。

(以下、展覧会場の様子)

LIKEAエントランス

LIKEA展示1

LIKEA展示3

LIKEA展示2

LIKEAショップ

LIKEA外観

自身が書籍版のギャラリーとも評する『LIKEA』。伊藤万理華本人と、共鳴するクリエイター達による表現を、是非手に取って感じてもらいたい。書籍はPARCO出版より、2022年12月20日から一般発売されている。

LIKEA書籍