伝統と現代アートが交差し、日本の文化〈カルチャー〉が息づく銀座に、また新たな時代の幕開けを感じさせる場所が誕生したー「GINZA SIX」。その上層フロアを占める銀座 蔦屋書店、コンセプトは「アートのある暮らし」だ。オリジナルトートバッグは、和と伝統のエレメントを基調にミニマルなデザインに。この場所で見つけたお気に入りのアートブックを入れて、街を歩きたい。
銀座から発信する日本文化
銀座という街が栄えたのは、実は江戸時代からだそうだ。銀座蔦屋書店は、江戸の文化にフューチャーした「日本の和や美の真髄」を感じられる空間づくりをした。無垢材を基調とし、櫓のような組み方をした本棚、ぱっと目を引く盆栽。日本刀のショーケースや判子のブースも設置し、日本文化を味わえる仕掛けが随所に仕掛けられている。
アートのある暮らしを提案
また銀座は、日本ではじめてカフェができた街でもあり、日本一ギャラリーが多いとも言われている。そんな感度の高い人々が行き交う街で、「アートのある暮らし」を提案したい。アートを楽しむ人をもっと増やしたい。アートブックや日本の漫画、現代アーティストたちの作品が並ぶ店内には、そんな想いが込められている。銀座蔦屋書店店長の山下さんはこう話す。 「コーヒーを片手にアートと本を楽しんでいただければと思っています。アートに囲まれた空間でお気に入りの場所を見つけ、ゆったり過ごしていただきたいです。」
人とアートが交錯する”場所”がモチーフ
日本のカルチャーを発信するというコンセプトを体現し、アートにフォーカスした銀座 蔦屋書店限定商品という企画も生まれた。そのひとつとして、sitateruと共同開発したのは2色のトートバッグ。 カルチャーが集まる場所。人が集まる場所。人とカルチャーが繋がる場所。人と人が交わる場所。そして新しい価値が生まれる場所。銀座蔦屋書店の「ハブ」としての役割をモチーフにした。日本人が持つ独特な間を余白で表し、静的でシンプルな日本らしい美を表現。生地には11号帆布を使い、大手国内ブランド・メーカーのデニムを手掛ける広島のデニム工場にて製作した。大きさは、アートブックや写真集を入れるのにぴったりだ。 「アートが好きな人も、興味がわき始めた人も、銀座蔦屋書店でお気に入りのアートブックに出会い、このバッグに入れて使っていただければと思っています。」(山下さん)
銀座から日本のアート文化を盛り上げたい
蔦屋書店マーケティング担当の藤井さんは、日本のアート市場に今後の可能性を感じている。 「世界のアート市場規模は約7兆円と言われており、その中で日本はたったの約1000億円。日本のアート市場はやり方次第でこれからもっと伸びていくと思っています。ここが、銀座を行き交う方々の暮らしにアートを取りいれる入り口となっていきたいですね。」 歴史的にカルチャーの息づく銀座。この場所をきっかけにたくさんの人がアートと交わり、また、この場所から新しい文化が生まれていくのだろう。