東京駅にBAKE Inc.の新業態のバターサンド専門店「プレスバターサンド」がオープン。北海道のフレッシュバターをたっぷり使ったバターサンドクッキーを、和菓子ルーツの「はさみ焼き」製法を用いて、ひとつひとつ丁寧にプレスして提供する。焼きたて熱々のおもてなしに彩りを加えるのは、工房の職人たちが羽織る鮮やかなブルーのワークコートだ。 プレスバターサンド

東京みやげ新定番、まっすぐな美味しさのバターサンド

行列の絶えない焼きたてチーズタルト専門店「BAKE CHEESE TART」などを展開するBAKE Inc.から、東京みやげの新定番となりそうな新しいお菓子ブランドが発表された。東京駅の「プレスバターサンド」だ。オリジナルのプレス機で焼いたサクサクのクッキーに、北海道産のフレッシュなバタークリームをはさみ、ひとつひとつ焼きたてを提供する。表面に入った柄は力学的に食べやすく割れるように設計されているなど、緻密さや本物へのこだわりが伝わってくる。 プレスバターサンドスタッフ

こだわりのものづくりをする職人をイメージ

ブランドのアートディレクターを務めたのはBAKE Inc.の柿崎弓子さん。近代化の象徴とも言える”東京駅”の工業的な雰囲気と、こだわりの職人による手仕事のイメージを掛け合わせた。はさみ焼き器の鉄をイメージしたインダストリアルな工房に、パッケージに採用したビビットオレンジのアクセント、そこに明るいブルーのワークジャケット・コートを着た職人たちが映える。 ブルーのワークジャケット・コートを着た職人 「以前ヨーロッパの市場に行った時に、働いている人が着ていた鮮やかなブルーの作業着がとてもかっこよかったんです。どこの国かは忘れてしまったのですが、そのブルーが鮮やかに記憶に残っていて。今回は、大きめのポケットなどワーク感も出しつつ、襟はスタンドカラーにしてみたりと細部にこだわり、スマートな印象も持たせるように試行錯誤して、バランスを考えました」(柿崎さん) 職人たち

袖を通す時にちょっと気分が上がるワークウエアに

一度、紺色にしようかと悩みながらもこのブルーを選んだのは、お店で働くスタッフへの柿崎さんの想いもあった。「ひとつのお菓子を作り続けるので繰り返しの作業も多いですが、この明るい色のコートに袖を通して、気分を上げてもらいたいなと思っています。スタッフからは『普通に私服として着たい!』なんて声もあり、嬉しいですね。私も私服で着たいです(笑)」 頑固で実直なArtisan(職人気質)な雰囲気と、どこか懐かしい素朴なバターサンドの味わい。2つのイメージは離れているようで、実はどちらも「美味しさへの忠実さ」に通じている。東京駅でお土産を買うなら、鮮やかブルーのワークコートを着た職人たちからの、まっすぐな美味しいギフトをどうぞ。 ブルーを選んだ理由を語る柿崎さん プレスバターサンドの店舗